Type Something

こんにちは!
三石です。
今日は、昨日に引き続き潜在意識と引き寄せのお話。
昨日の記事は、こちら👇
引き寄せを信じた人ほど、潜在意識でハマる罠
「潜在意識を変えれば、現実が変わる」
「引き寄せの法則を使えば、望む未来がやってくる」
そうした言葉に触れ、
本や動画、講座などで学びながら、
真剣に取り組んできた人ほど、
ある時こんな疑問を抱くことがあります。
「なぜ、こんなにやっているのに、うまくいかないのだろう?」
ポジティブな言葉を使い、
思考に気をつけ、
感情も整えようとしている。
それでも現実が動かないとき、
人はつい、自分の内側に原因を探してしまいます。
「潜在意識が変わっていないのかな」
「まだブロックが残っているのかも」
「引き寄せ方が間違っている?」
けれどしっかり学んでいくと、
うまくいかない理由は、努力不足や才能の問題ではない
と考えられる視点がいくつも見えてきます。
潜在意識や引き寄せの考え方は、
「現実は内側の反映である」
という前提に立っています。
この前提自体は、
心理学や認知科学の分野でも
「人は解釈によって現実を経験している」
といった形で語られることがあります。
そして私も、本当にそうだなと、日々実感しています。
受講生さんやクライアントさんにも実感いただいてます。
ただ、この考え方には
ひとつ注意点があるのです。
それは、
うまくいかない原因を、すべて内側に回収できてしまう
という点です。
現実が動かない
↓
潜在意識に何かある
↓
もっと内観しなければ
↓
それでも変わらない
↓
まだ足りない
このループは、
非常に真面目で誠実な人ほど
抜けにくい構造です。
よく見かける表現に、
「潜在意識を書き換える」「書き換えが必要だ」
という言葉があります。
これは比喩的な表現ですが、
そのまま受け取ってしまうと、
潜在意識を
「間違ったプログラム」または「修正対象」
として捉えてしまいやすくなります。
しかし心理学的には、
潜在意識はその人がこれまでの人生で
生き延び、適応するために形成してきた
極めて合理的な反応の集合
だと考えられています。
傷つかないため
拒絶されないため
危険を避けるため
そうした目的のもとで作られた反応を、
一方的に「ダメなもの」と見なすと、
無意識の中で矛盾が生まれます。
その矛盾が、
引き寄せがうまくいかない現実として
現れている可能性もあるようです。
引き寄せがうまくいかない人に共通して見られるのが、
次のような前提です。
変われない私はダメ
現実が動かないのは問題
早く結果を出さなければいけない
この前提がある状態で
潜在意識に働きかけようとすると、
無意識は常に
「まだ足りない」「まだ安全ではない」
というメッセージを受け取り続けます。
その結果、
潜在意識は変化を拒んでいるのではなく、
慎重になっているだけ
という状態になることがあるそうです。
これは、
ブレーキではなく、
ブレーキが必要だと判断している状態
とも言えます。
引き寄せの文脈では、
「感情」「波動」「在り方」が重視されます。
そのため、
ネガティブにならないようにする
不安を感じたら切り替える
いつも良い気分でいる
といった努力を重ねる人も多いでしょう。
しかし調べていくと、
感情を無理に抑えたり、
評価したりすることは、
かえってストレス反応を強める
という指摘もあります。
感情は、
良い・悪いで分類されるものではなく、
状況を知らせるサインだと考えられています。
それを
「引き寄せに悪影響だから」
という理由で排除し続けると、
内側で分断が起きやすくなる。
この分断が、
引き寄せがうまくいかない感覚につながる
という見方もあるようです。
本来、引き寄せは
人生を楽にするための視点だったはずです。
ところが、
思考を監視する
感情をチェックする
潜在意識を疑い続ける
という状態になると、
引き寄せはいつの間にか
自己管理・自己検閲のシステムに変わっていきます。
この状態では、
「安心」が前提として存在しません。
安心がないところで、
引き寄せを実践しようとしても、
無意識が警戒を解かないのは
自然な反応だと考えられます。
潜在意識について調べていくと、
それは命令に従う装置のようなものではなく、
状況全体を見て判断している存在
だと捉えたほうが近いようです。
安全かどうか
無理がないか
今変わる必要があるか
そうした判断を、
言葉にならないレベルで行っている。
その視点に立つと、
引き寄せがうまくいかないときは、
「潜在意識が邪魔をしている」のではなく、
何かを伝えようとしている
とも考えられます。
ここまで見てきたように、
潜在意識や引き寄せがうまくいかない理由は、
単純なテクニック不足では説明できません。
むしろ、
前提が厳しすぎる
変わることを急ぎすぎている
安心より結果を優先している
といった構造が、
無意識に負荷をかけている場合があるようです。
この意味で、
うまくいかない状態は
調整が必要だというサイン
と見ることもできます。
潜在意識や引き寄せの世界では、
「前に進むこと」が強調されがちです。
けれど、
立ち止まることや、違和感を感じることも、
プロセスの一部だと考えられています。
今は変わらなくていい。
今は分からなくていい。
そうした余白が生まれたとき、
無意識は少しずつ緊張を緩めていく
とも言われています。
「潜在意識 引き寄せがうまくいかない理由」を探している人は、
多くの場合、
真剣に人生と向き合ってきた人です。
だからこそ、
自分を責める方向に答えを探してしまう。
けれど調べていくと、
うまくいかないのは
あなたが間違っているからではなく、
前提や扱い方が合っていないだけ
という可能性が見えてきます。
引き寄せが効かないと感じたとき、
それは終わりではありません。
次の理解に進むためのサインなのだと思います。
それでは、今日も愛を込めて。
三石 真己
この記事を書いた人

三石 真己(Maki Mitsuishi)
自己実現コーチ/水と声と意識の専門家。
19年以上にわたり「意識と現実の関係性」「人が同じパターンを繰り返す構造」を探究。
心理学の科学的視点とスピリチュアルの知見を融合し、思考・無意識・感情・身体感覚に直接アプローチする対話×構造化コーチングを提供。
本ブログでは、自己実現が進む人と止まる人の違いを、体験と構造の両面から綴る。