Type Something

「本当の自分がわからない」
・何が好きなのかわからない
・本音を聞かれると答えられない
・役割を外すと空っぽに感じる
あなたもこんなふうに感じたことはありませんか?
それは“自分がない”のではなく、
無意識と強く同一化している状態かもしれません。
無意識構造の全体像については
「無意識構造とは?人生が動かない本当の理由をわかりやすく解説」で解説しています。
👉リンクはこちら。
今日は“本当の自分がわからない理由”に焦点を当てます。
まず整理しておきたいのは、
“本当の自分”とは、
・性格のことでも
・好き嫌いのことでも
・強み弱みのことでもない
ということ。
多くの場合、人は
役割や思考パターンを
“自分そのもの”だと思い込んでいます。
これを心理学では、
自己同一化(identification)と言います。
自己同一化とは、
「私はこういう人だ」
という思い込みと強く結びついている状態。
たとえば、
・私はしっかり者
・私は空気を読む人
・私は頑張る人
・私は我慢する人
これらは性格ではなく、
無意識構造の結果であることがあります。
でも長年その役割を続けていると、
役割=自分
になります。
無意識のサイクルはこうです。
① 幼少期に意味づけを作る
↓
② 生き延びるための役割を選ぶ
↓
③ その役割で評価される
↓
④ 役割と自分が融合する
たとえば、
「親の機嫌を取る子」
として生きてきた人は、
人に合わせる自分が“本来の自分”だと思うようになる。
でもそれは、生存戦略だった可能性がある。
少し辛口に言えば、
あなたが“自分だと思っているもの”は、
防衛の結果かもしれない。
役割と同一化していると、
・仕事を辞めた
・子育てが終わった
・人間関係が変わった
など、環境が変わると強い不安が出ます。
なぜなら、
「私は誰?」
になるから。
でもそれは、
本当の自分が消えたのではなく、
同一化が揺らいでいるだけ。
・常に他人基準で選ぶ
・本音を聞かれると固まる
・何もしていないと空虚
・役割がないと不安
これらは、
“自分がない”のではなく、
“役割が強すぎる”サインです。
大切なのは、
無意識を消すことではなく、
距離を取ること。
「私はダメだ」
と思ったら、
「私は今、“ダメだ”という思考と同一化している」
と一歩引く。
私は誰?
・娘
・母
・会社員
・頑張る人
それぞれに、
「それがなくなったら私は消える?」
と問いかける。
正しい選択よりも、
今どう感じているかを確認する。
本当の自分は、
思考よりも感覚に近い。
次のうち当てはまりますか?
「私はこういう人」と強く決めつけている
本音より役割を優先する
何もしていない自分が怖い
2つ以上YESなら、
無意識との同一化が強い可能性があります。
本当の自分がわからないのは、
あなたが空っぽだからではありません。
無意識と強く結びついているだけ。
役割や思考から少し距離を取ったとき、
残るもの。
それが本当の自分に近い。
あなたは今、
どんな役割と同一化していますか?
そして、
それを外したら何が残りますか?
今日も応援しています。
三石 真己
この記事を書いた人

三石 真己(Maki Mitsuishi)
自己実現コーチ/水と声と意識の専門家。
19年以上にわたり「意識と現実の関係性」「人が同じパターンを繰り返す構造」を探究。
心理学の科学的視点とスピリチュアルの知見を融合し、思考・無意識・感情・身体感覚に直接アプローチする対話×構造化コーチングを提供。
本ブログでは、自己実現が進む人と止まる人の違いを、体験と構造の両面から綴る。