Type Something

少し個人的な話をさせてください。
私は子どもの頃、母のことが大好きでした。
でも同時に、
どこか理解できない存在でもありました。
母は傲慢で、わがままなところがありました。
でもその一方で、自己犠牲もする人でした。
自分を後回しにして、
その代わり周りには
「私を守ってほしい」
「私を尊重してほしい」
そんな空気を出す人だったように思います。
今思うと、
とても末っ子体質の人だったのかもしれません。
私は6歳のとき、
両親の離婚によって父とも母とも離れて暮らすことになりました。
だから母への想いは、とても強かった。
恋しい。
会いたい。
でも同時に、心の奥では
「なんでそんなことしちゃったの?」
という気持ちもあったと思います。
両親の離婚のきっかけはお金でした。
母が父に黙って
父名義で多額の借金をしていた。
その負債を
父の実家と母の実家が整理することになり、
家族は壊れました。
当時の私は
「お金のせいで家族が壊れた」
そう思っていました。
でも大人になって、
あることに気づきます。
私自身も、
借金で苦しんでいたんです。
そのとき、ふと
こんな感覚が浮かびました。
「あれ…私、母と同じことしてる?」
もちろん事情は違います。
でも
苦しみの構造が似ている。
そのことに気づいたとき、
いろいろなことがつながりました。
私はずっと
母の生き方を理解できないと思っていました。
でももしかしたら、
母を否定していたのではなく
母の苦しさをどこかで理解しようとしていたのかもしれない。
世間ではよく
「お金のブロック」
という言葉が使われます。
確かに、
そういう側面もあると思います。
でも実際には
そんなに単純に一言で片付けられるものでもありません。
だからといって
すごく難しい話かというと
そうでもない。
セッションの中でよく起きるのは、
「ブロックを外す」
というより
あることに気づく瞬間です。
例えば
「これは自分の問題だと思っていたけれど
実はそうじゃなかった」
とか
「ずっと当たり前だと思っていた
考え方に気づいた」
とか。
つまり
自分の中の観念や本音に気づくこと。
それだけで、
状況が変わり始めることが本当に多いんです。
振り返ってみると、
私の場合
お金の問題が起きる前には
いつも同じ感覚がありました。
それは
焦り。
そして
苦しさ。
「ちゃんとしなきゃ」
「迷惑かけちゃいけない」
そんな気持ちが強くなるとき、
なぜかそのあとに問題が起きる。
昔は
「私の能力が足りないからだ」
と思っていました。
でも今思うと、
少し違ったのかもしれません。
私はそのとき
自分の人生だけを生きていなかった。
誰かの問題。
家族の問題。
関係の中で起きていること。
そういうものを
どこかで
「私がなんとかしなきゃ」
と引き受けようとしていた。
人はときどき、
親の期待や価値観。
家族の問題。
子どもの頃に感じていた責任。
そういうものを
無意識に引き受けたまま
大人になっていることがあります。
すると
「これが私の人生」
と思っているものの中に
実は
自分のものではないもの
が混ざっている。
あるとき私は
母は
母の人生を生きていたんだな
と思える瞬間がありました。
もちろん
すべてに納得できるわけではありません。
でも
母には母の事情や苦しさがあって
それは私が背負う必要のあるものではなかった。
そう思えたとき、
私の中でひとつの境界が生まれました。
母は母。
私は私。
母の人生は母のもの。
私の人生は私のもの。
その境界が見えたとき、
不思議と背負っていたものが
少し軽くなりました。
そして実際に、
お金の問題も少しずつ変わっていきました。
今月のテーマは
「尊重を増やす」。
尊重というと
相手を大切にすることを思い浮かべる人も多いと思います。
でももしかすると
本当の意味で誰かを尊重するというのは
その人の人生を、その人に返すこと。
母の人生は母に。
そして
自分の人生は自分に。
もし今、
なぜか同じ問題が繰り返される。
理由のわからない苦しさがある。
そんな感覚があるなら
それは本当に
あなたのものなのかどうか。
一度だけ
問いかけてみてください。
人生が少し軽くなるヒントが
そこにあるかもしれません。
もしよかったら
セッションでも一緒に整理できます。
「ちょっと話してみたいな」
くらいの感覚で大丈夫なので
気軽にメッセージくださいね。
お問い合わせはこちらから。↓
それでは、今日も愛を込めて。
三石 真己
この記事を書いた人

三石 真己(Maki Mitsuishi)
自己実現コーチ/水と声と意識の専門家。
19年以上にわたり「意識と現実の関係性」「人が同じパターンを繰り返す構造」を探究。
心理学の科学的視点とスピリチュアルの知見を融合し、思考・無意識・感情・身体感覚に直接アプローチする対話×構造化コーチングを提供。
本ブログでは、自己実現が進む人と止まる人の違いを、体験と構造の両面から綴る。