Type Something

「もう大人なのに、母のことになると感情が乱れる」
・思い出すと怒りが湧く
・距離を取ってもモヤモヤが消えない
・感謝しなきゃと思うのに、できない
「そろそろ許したほうがいい」と言われるたびに、
苦しくなる人もいるでしょう。
結論から言うと、
許せないのは未熟だからではありません。
それは、
親子の無意識構造がまだ解けていないからです。
無意識構造の全体像については、
「無意識構造とは?人生が動かない本当の理由をわかりやすく解説」
で詳しく解説していますが、
今回はその中でも“親子”に絞って見ていきます。
心理学では、母親は“最初の他者”と言われます。
赤ちゃんにとって母は、
・安心
・恐れ
・愛
・拒絶
すべてを同時に持つ存在。
つまり、
母との関係は「世界との関係」の原型になります。
もし母が
・不安定だった
・感情的だった
・過干渉だった
・冷たかった
場合、子どもはそこで意味づけを作ります。
「私は我慢しないといけない」
「私は迷惑をかけてはいけない」
「私は大切にされない」
この意味づけが、無意識構造の土台になります。
怒りが消えない理由は、
過去の出来事そのものよりも、
そのとき感じた感情が未消化だから。
子どもの頃、
・本当は悲しかった
・本当は怖かった
・本当は寂しかった
でも、それを感じる余裕がなかった。
だから怒りとして残っている。
怒りは、
感じられなかった悲しみの保存形です。
「いい子でいれば愛される」
という構造。
大人になっても、
・成果を出さないと価値がない
・失敗は許されない
という思考が残る。
母を支える側に回っていた。
・愚痴を聞く
・機嫌を取る
・感情を受け止める
結果、
「私が頑張らないと回らない」
という無意識が強化される。
意見を言うと否定された。
その結果、
・本音を出せない
・自己否定が強い
という構造ができる。
ここは少し辛口です。
「親を許せば楽になる」
と言われますが、
無理に許そうとすると逆効果です。
なぜなら、
許せない自分を責め始めるから。
大切なのは、
許すことではなく、
構造を理解すること。
母が悪いかどうかよりも、
自分がどんな意味づけを作ったのか。
そこを見ない限り、
怒りは形を変えて続きます。
「私は悲しかった」
と、今の自分が言ってあげる。
母の不安は母のもの。
あなたの人生とは別。
役割を返す。
・私は我慢しなくても愛される
・私は存在だけで価値がある
最初は違和感があります。
でも、違和感は更新のサインです。
次のうち当てはまりますか?
母の話題になると感情が揺れる
何かあると「私が悪い」と思う
頑張らないと価値がないと感じる
2つ以上YESなら、
親子の無意識構造が今も影響している可能性があります。
許せないのは、
あなたが冷たいからではありません。
それだけ深く、
影響を受けてきたということ。
無意識構造に気づいたとき、
母との関係は変わらなくても、
あなたの人生は変わり始めます。
母をどうするかよりも、
あなたがどう生き直すか。
そこから、構造は動きます。
それでは、今日も愛を込めて。
三石 真己
この記事を書いた人

三石 真己(Maki Mitsuishi)
自己実現コーチ/水と声と意識の専門家。
19年以上にわたり「意識と現実の関係性」「人が同じパターンを繰り返す構造」を探究。
心理学の科学的視点とスピリチュアルの知見を融合し、思考・無意識・感情・身体感覚に直接アプローチする対話×構造化コーチングを提供。
本ブログでは、自己実現が進む人と止まる人の違いを、体験と構造の両面から綴る。