Type Something

日々の仕事や人間関係、
あるいは新しく挑戦したいことの中で、
こんな状態になることはありませんか?
「やればできるのに、なぜかあえてやらない(やれない)」
「もっと能力を発揮できるはずなのに、自分から先回りして動けない」
能力はある。
やり方もわかっている。
なのに、どうしても心のブレーキが踏みっぱなしになってしまい、
全力投球できない。
一見すると、周りからは「
やる気がない」とか
「あえてやらないクールな選択をしてる」
ように見えるかもしれません。
ですが、一番苦しくて、一番もどかしい思いをしているのは、
他でもない自分自身ですよね。
「なんで私は自分を100%生かしきれないんだろう」
「もっとできるはずなのに、どうして足が止まってしまうんだろう」
そんな自己嫌悪や罪悪感、
そして不完全燃焼の「気持ち悪さ」が、
常に胸の奥にこびりついている……。
もしあなたが今、
そんな「動けないループ」にハマっているとしたら、
この記事はあなたのためのものです。
実は、その動けない心の裏側には、
私たちが無意識にやってしまう
「ある巧妙な罠」と、
幼少期から握りしめてきた
「切ない防衛システム」が隠されています。
今回は、その心のメカニズムを完全に紐解き、
驚くほど軽やかに
新しい打席に立つためのステップを
詳しく解説します。
「全力投球できない気持ち悪さ」が長引くと、
私たちの心は自分を守るために、
ある【お面】を被るようになります。
それが、「拗ね(すね)」です。
こう聞くと、
「え? 拗ねるなんて子供じゃあるまいし、大人の私には当てはまらない」
「私はただ、行動できなくて真剣に悩んでいるだけ」
と思うかもしれません。
ですが、大人の「拗ね」は、
子供のように分かりやすく口を尖らせるものではありません。
もっと巧妙で、一見するとスタイリッシュです。
動けない自分、
全力投球できない自分をストレートに直視するのは、
あまりにもプライドが傷つきますし、
苦しすぎます。
そこで私たちの心は無意識のうちに、
こんな風にストーリーをすり替えてしまうのです。
「ほら、私が本気出さないと困るでしょ?
私のありがたみを思い知ればいいわ」
直接文句を言うわけではないけれど、
「やらない」
「動かない」
という態度を取ることで、
周囲に自分の存在価値や影響力を認めさせようとする。
ちょっと生々しい言い方をすれば、
心の中で小さな「サイレントな復讐劇」を
上映しているような状態です。
「できない」という情けない自分を認める代わりに、
「あえてやらない」という強い立場を取ることで、
無意識に自分のプライドを守ろうとしているのですね。
ちなみに、偉そうに書いている私も、
かつては自他共に認める
「プロの拗ねニスタ」でした。
なんなら元祖じゃないかと思っているくらいです(笑)。
だからこそ、この心のねじれがどれほど苦しいか、
痛いほどよく分かります。
では、なぜ私たちはそこまでして
「拗ねニスタ」のお面を被り、
ブレーキを踏み続けなければならないのでしょうか?
本当の元凶は、
あなたの「根性のなさ」でも、
あなたの「怠け」でもありません。
その奥にあるのは、
「本気を出して、全力投球するのが、怖くてたまらない」
という、脳の超強力な防衛システムです。
心の内側では、
無意識にこんな恐怖の裁判が繰り広げられています。
「もし本気を出して、結果が出なかったらどうしよう?」
「全力で打席に立って、思いっきり三振してしまったら?」
「そうなったら、私の存在価値がすべて木っ端微塵になってしまう……」
「本気を出して失敗する=自分の存在価値の完全否定」
という恐怖の方程式が頭の中にあるため、
脳はあなたを傷つけないために、
必死で「動けない(やれない)」という
強力なブレーキをかけていたのです。
つまり、あなたが行動できないのは、
あなたがダメな人間だからではなく、
あなたの心が「命がけで自分を守ろうとしていた証拠」なのです。
本当は、相手を困らせたいわけじゃない。
ただ、全力で生きたいだけなのに、怖くて動けない。
これが、私たちが無意識に抱えている
切ないブレーキの正体です。
一見、あえて動かないことで
「私のありがたみを思い知ればいい」と、
相手にダメージを与えているように見えるこの大人の拗ね。
ですが、ここに強力な
「鏡の法則(投影の法則)」を当てはめてみると、
衝撃的な真実が見えてきます。
鏡の法則とは、
「外側の世界(他人の反応や状況)は、
すべて自分の内側の写し鏡である」
という心理の原則です。
だとしたら、現実世界で
「周りを困らせる状況」や
「自分が不完全燃焼になる状況」を
作り出している時、
本当に困っているのは一体誰なのでしょうか?
現実の鏡をのぞき込んでみると、
あなたの内側には、
自分の本当の気持ちを無視され、
どうしていいか分からず大泣きして困り果てている
「小さなあなた(インナーチャイルド)」がいます。
小さなあなたが、
内側から必死に叫んでいるのです。
「ねえ見て!
本当は全力でやりたいのに動けないの!
私、今これくらい困ってて、
パニックになってるんだよ!」
この内側の悲鳴が、
そのまま外側の
「動けない現実」
「誰も困ってくれない現実」
として、鏡に映し出されているだけだったのです。
つまり、
相手に抵抗しているつもりが、
実は自分自身を「困らせる現実」
に縛り付け続けることになっていた。
「あえてやらない(動けない)」
を選択している間、
本当にやりたいことや、
自分の素晴らしいポテンシャルを発揮できず、
常に自己嫌悪や怒りのマグマを燃やし続けなければならなかったのは、
他でもない自分自身。
相手へのあてつけのために、
自分の人生の貴重な時間やエネルギーを人質に捧げ、
自分自身を一番窮屈な場所に閉じ込めていたのです。
では、この切ない「行動のブレーキ」を外し、
自分を困らせる現実から卒業するにはどうすればいいのでしょうか?
そのヒントは、このブレーキを一番最初に掴み取った
「幼少期の記憶」にあります。
私たちが「あえてやらない(困らせてやる)」
という強力な盾を握りしめたのは、
多くの場合、幼少期に
「本当の自分を見てもらえなかった」
という深い傷があるからです。
例えば、親から良かれと思って
(あるいは親の都合で)
「あなたはこういう子でしょ」
「これが好きなんでしょ」
と、本物の自分を見ずに勝手なイメージを押し付けられたとき。
言葉でうまく反論できない小さな子どもは、
生き残るためにたった一つの武器を掴みます。
(これは私の経験ですので、例として参考にしつつ、ご自身の中を探ってみてくださいね。)
それが、
「これみよがしに大泣きする」
「言うことを聞かずに困らせる」
という手段です。
そうすることでしか、
大好きな親の意識をこちらに向けさせ、
自分の存在を認識させることができなかったからです。
大人のあなたから見れば
「無駄なプライド」に見えるそのブレーキは、
当時の小さなあなたにとっては、
自分を守るための「命がけの戦術」だったのです。
まずは、あなたの内側で
「認めて!わかって!」
と叫んでいた小さな自分を見つけてあげてください。
そして、大人になった今のあなたが、
最高の味方になって対話をしてあげるのです。
大人:「気づけなくてごめんね。本当は悔しかったよね。何がしたかったの?」
子ども:「わかんない……(泣く)」
大人:「じゃあ、これから一緒に探していこう。何があっても私はあなたの味方だよ」
子ども:(少し安心する)
大人:「本当は、あの人のこと、分からず屋でバカだなって思ったよね」
子ども:「うん……」
大人:「いいよ、無理に許さなくて。あっちも子どもだったんだよ。一緒に言っちゃおう。バカヤロー!」
子ども:「バカヤロー!……ふふっ(笑う)」
(これも私の経験ですので、ご自身の中で小さな子供ちゃんのあなたと、対話してみてください。実はなんか、ちょっと恥ずかしいです...笑)
こうして、内なる子どもを100%見つけて、
認め、一緒に味方になって笑い飛ばしてあげた瞬間、
何十年も胸の中でギュッと固まっていた「怒り」と
「抵抗のエネルギー」は、
一気にスーッと成仏していきます。
内なる自分との和解ができると、
心の中で劇的なパラダイムシフトが起こります。
それは、「自分の価値を値踏みする『心の裁判官』の交代」です。
これまでは、
無意識のうちに「他人の評価」や
「過去の親の目線」が裁判官の席に座っていました。
そのため、何か行動を起こして失敗すると、
「ほら見たことか、お前には価値がない」
という死刑判決を下される恐怖があり、
絶対に失敗が許されませんでした。
(大袈裟に聞こえますが、こんな感じだと思ってます。)
しかし、
大人のあなたが子どもの自分を無条件で抱きしめた瞬間、
裁判官の席には
「大人のあなた自身」が座ることになります。
つまり、
子どもの自分を一番よく理解してあげられる、「今のあなた」
です。
新しい裁判官であるあなたは、
すでに自分自身に対してこう告げています。
「あなたがどんな結果を出しても、
たとえ失敗しても、
私はあなたの価値を1ミリも否定しないし、
ずっと味方だよ」
この絶対的な安心感のセーフティネットが敷かれたとき、
あなたの中の方程式がバチンと書き換わります。
【Before】:成果・成功 = 自分の存在価値(だから失敗は許されない)
【After】:行動の結果(成功・失敗) = ただのデータ(存在価値とは1ミリも関係ない)
「失敗したところで、私が私を嫌いになるわけじゃない。
私の価値は何も目減りしない」
そう思えたとき、
今まで自分を必死に守ってくれていた、
頑丈で重かった「無駄なプライド(盾)」を、
自然と地面にドサッと置くことができるのです。
心の武装が綺麗に解けたとき、
あなたの口からは、
驚くほど軽やかなこんな言葉がこぼれるはずです。
「しょうがない、ちょっとやってみるか」
「まぁ、失敗してもいいか」
長年、自分の存在価値をかけて戦っていた
「命がけのゲーム」が、
ただの「お試しプレイ」に変わった瞬間です。
私たちは、
1年の中で何度もエネルギーの節目を迎えます。
特に、古いパターンを脱ぎ捨てて
新しい流れに切り替わるタイミングのときは、
こうして自分の内側に意識を向け直す絶好のチャンスです。
外側へのサイレントな復讐劇を終わらせ、
自分を「困らせる現実」から卒業する。
あなたの素晴らしいポテンシャルを、
もう誰かへのあてつけや、
失敗する恐怖のために眠らせておく必要はありません。
「まぁ、失敗してもいっか」
の軽い足取りで、
今日から新しい打席に立ってみませんか?
まずは一歩、深呼吸をして、
あなたの本当の願いに向かって手を伸ばしてみてください。
もう、「拗ねること」や、「無駄なプライド」を捨ててみるのはどうでしょう?
ここまで読んでくださったあなたは、
きっと「自分の内側を見つめること」に、
真剣に向き合っている方だと思います。
こういう話を、メルマガでも日々お届けしています。
日常の中でふと気づける小さな視点や、
ブログには書かないちょっと深い話も。
返信もできるので、
直接やり取りができるのもメルマガならではです。
「返信したら本当に返ってきた!」
と、よくご好評いただいています(笑)。
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それでは、今日も愛を込めて!
三石 真己
この記事を書いた人

三石 真己(Maki Mitsuishi)
自己実現コーチ/水と声と意識の専門家。
19年以上にわたり「意識と現実の関係性」「人が同じパターンを繰り返す構造」を探究。
心理学の科学的視点とスピリチュアルの知見を融合し、思考・無意識・感情・身体感覚に直接アプローチする対話×構造化コーチングを提供。
本ブログでは、自己実現が進む人と止まる人の違いを、体験と構造の両面から綴る。